スキップしてメイン コンテンツに移動

注目

FRB(アメリカ連邦準備制度)の赤字(2025Q3まで)

以前「 FRB(アメリカ連邦準備制度)の赤字 」について 2025Q3 まで更新されたので、グラフを延長する。データ、出所などの説明は以前の記事を参照。 FRBの利息収入( 青い破線 )は2022Q2以降、ほぼ同水準で変動しているが、利息費用( 緑二重線 )が2023Q3から徐々に減少している。それ以外に債権(国債など)と債務(当座預金)の額を考慮する必要があるが、ここでは省略している。財務省への送金前の純所得( 赤い線 )の赤字はかなり縮小してきた。2025Q3も前期比べてごくわずか赤字は拡大したが、蛍光的には銀行業資本として正常な状態に戻りつつあるといえる。 なお、用語の対応は、 総利息収入Total interest income、 総利息費用 Total interest expense 財務省への送金前の純所得 Reserve Bank and consolidated variable interest entities net loss before providing remittances to the Treasury 損失の場合は、 Reserve Bank and consolidated variable interest entity net loss before providing remittances to the Treasury   準備預金への利子率 Interest rate on reserve balances (IORB rate)

Rパッケージseasonalによる簡単な季節調整

 デフォルトの自動設定で簡単に季節調整をするには以下のようにRのパッケージを使うとよい。デフォルトではいろいろ自動で設定してくれる。

実際の手順は

install.packages("seasonal")

#X-13季節調整、デフォルト(自動auto設定) パッケージのインストール。インストールは1度だけでよい。


library("seasonal")

#パッケージの読み込み


#簡単にクリップボードから読み込み。別の方法で読み込んでもいい。ここでは1955年第1四半期から四半期データの場合。日本の法人企業統計による営業利益(全産業、除く金融保険業)。元データは季節調整なし。

元のデータにカンマがあるとエラーになるので、カンマは削除しておく。

m =read.delim("clipboard", header=F)


#データ確認

head(m)


#時系列オブジェクトに変換 

m.ts=ts(m$V1,start=c(1955, 1), frequency =4)


#季節調整

m.seas=seas(m.ts)


#グラフ表示。黒が原数値、赤が季節調整値

plot(m.seas)


#データ書き込み(ダウンロード) ドキュメントファイルにSAの名でテキストファイル形式で出力。finalの列が季節調整値

write.csv(m.seas,file="SA")


Rの画面は以下の通り。


書き込まれるExcelは以下の通り。



詳しくはマニュアル Package ‘seasonal’

説明は Seasonal Adjustment by X-13ARIMA-SEATS in R

X-13の説明には、奥本 佳伸[2016]「季節季節調整法プログラム センサス局法X-13ARIMA-SEATSを日本のいくつかの経済統計データに適用した結果とその検討」などがある。

コメント

人気の投稿