過去の授業資料(段階論)2019、2020年度

今回は段階論の授業資料。段階区分は加藤栄一の説に基づく。従来の宇野の説とどう違うかは授業資料の中で対比している。また、しつこいようだが、既存の段階論については私の論文『宇野弘蔵の段階論の方法における歴史と現在 : 典型・中心,自由主義の観点から』で論じた。

 

「経済発展の理論」

この「経済発展の理論」は現代の手前までの段階論の授業。前期(a)は通史、後期(b)はテーマ別に段階的変化を論じる。テーマは授業回数の関係で数を絞り、「労働」「福祉」「商業」「信用(金融)」。

経済発展の理論_2020 - Google ドライブ

経済発展の理論_2019 - Google ドライブ

2020年度と2019年の2つがあるのは、2020年度は遠隔授業となり、授業の形式が大きく変わったからである。

 従来の宇野派の段階論は通史しかなかった。たとえば『経済学 II -- 資本主義経済の発展

通史とテーマ別に分ける方法は最近では、『世界経済の歴史―グローバル経済史入門』しかしこれは経済史の本なので内容は段階論には適さない。


「現代資本主義論」

「現代資本主義論」は別の大学で担当する科目である。英文タイトルがModern Capitalism from the Historical Perspective となっており、現代だけでなく歴史的展開も範囲となる。現代を含む段階論の総体になる。なお、これは以前の記事で添付したものと同じ。

現代資本主義論2020 - Google ドライブ

 最初に手短に通史をやって、原理論の順序に合わせてテーマ別に段階的変化を論じる。主なテーマは「商品と私的所有」「貨幣」「労働」「福祉」「利潤(会計)」「超過利潤・地代」「商業」「信用(金融)」となる。詳しい内容は今後、機会があれば説明する。


「景気循環」

「景気循環論」の授業でも一部は歴史的変化を取り扱っている。これは段階論というほどのものでもないが、段階論を補足するモノとしてここに付けておく。

景気循環論(段階論)2020 - Google ドライブ

景気循環論(段階論)2019 - Google ドライブ

 



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