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注目

FRB(アメリカ連邦準備制度)の赤字(2025Q2まで)

以前「 FRB(アメリカ連邦準備制度)の赤字 」について 2025Q2 まで更新されたので、グラフを延長する。データ、出所などの説明は以前の記事を参照。 FRBの利息収入( 青い破線 )は2022からほぼ同水準で変動しているが、利息費用( 緑二重線 )が2023Q3から徐々に減少している。それ以外に債権(国債など)と債務(当座預金)の額を考慮する必要があるが、ここでは省略している。財務省への送金前の純所得( 赤い線 )の赤字はかなり縮小してきた。2025Q2も前期比べてわずかだか赤字は縮小し、銀行業資本として正常な状態に戻りつつあるといえる。 なお、用語の対応は、 総利息収入Total interest income、 総利息費用 Total interest expense 財務省への送金前の純所得 Reserve Bank and consolidated variable interest entities net loss before providing remittances to the Treasury 損失の場合は、 Reserve Bank and consolidated variable interest entity net loss before providing remittances to the Treasury   準備預金への利子率 Interest rate on reserve balances (IORB rate)

「変容論的アプローチ」の適用についての紀要論文(12月21日修正)

 

「『変容論的アプローチ』の適用:段階論と現代資本主義論のための原理論の「開口部」についての体系的な考察」という紀要論文が『東京経大学会誌(経済学)』315号、2022年12月に刊行された。査読なし。

 PDF版をresearchmapのページに掲載した。

https://researchmap.jp/circulation

 2019年の、査読なし紀要論文「宇野弘蔵の段階論の方法における歴史と現在:典型・中心、自由主義の観点から((『東京経済大学会誌(経済学) 301 211-238 2019年2月)の続きに当たる。 

 小幡道昭氏の提唱した「変容論的アプローチ」は実質的には、ほぼ誰も利用していない。これを実際に適用したらどうなるのか、という一つの試みである。

 今回の論文は方法論が主なので、現代、あるいは過去の資本主義との対応については、このブログの記事の「過去の授業資料_2021年度」 の「現代資本主義論」、または、「現代資本主義論講義参照


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